膝痛・変形性膝関節症

膝痛の患者

年齢とともに膝の痛みが気になるようになってきて、変形性膝関節症と診断された経験のある方はとても多い印象です。

ただ、多い症状でありながら定義付けがまだまだ確率されていないため色々な病態のことを変形性膝関節症とまとめられています。

整形外科に行くと、レントゲン写真を撮って異常がないかを確認し、その後シップやサポーターを処方され「痛みが治まるまで安静にしているように」と言われてしまうことがほとんどです。

  • 水が溜まったり熱感がないか?
  • 膝のどこが痛いのか?
  • どのようなシチュエーションで痛いのか?

・どうすると悪化するのか?

症状のパターンも人によって様々なので「どこで問題が起こっているのか?」を注意深く推測するのがとても重要になってきます。

膝痛・変形性膝関節症の症状

初期には運動時や長時間歩行後に痛みを感じることが多いですが、症状が進行すると、安静時や夜間にも痛みが生じることがあります。

また、膝関節の変形や痛みによって膝の曲げ伸ばしが難しくなり、関節を動かせる範囲が段々少なくなってしまいます。

ここでいう変形の度合いについてはレントゲンによって狭くなっている、軟骨が擦り減っている等指摘されることがよくありますが「変形の度合い」と「痛みの強さ」は比例しません。

変形初期ですが痛みが強いケースもあれば、変形末期でも痛みは無いケースもあります。

膝痛・変形性膝関節症の原因

「膝にかかるストレスをどれだけ減らせるか」が炎症の度合いを左右します。原因としては、以下のものが考えられます。

①膝に捻じれるストレスが加わる

膝は前後の曲げ伸ばしに特化した関節です。そのため、捻る方向には僅かしか可動性がありません。

そのような特徴のある関節に捻じれるストレスが加わりやすいのが変形性膝関節症の方の特徴です。特に、ももの骨が内側に、脛の骨が外側に捻じれるようなパターンが大半です。

②膝が伸びない

立った時に膝がしっかり伸びないのも変形性膝関節症の特徴です。

膝が伸びることにより靭帯や骨が締まってくれます。膝が伸びないと、この安定性が役割として発揮されないためグラグラの状態で体重を支えることになってしまいます。

整体院 FLATの施術方針

膝の捻れを加えないためには、1番初めに地面に着く足部に注目します。

足が過度に内側へ倒れ込むことを「過回内(オーバープロネーション)」といいます。

いわゆる「扁平足」と呼ばれるアーチの低下をイメージしていただければと思います。

過回内により、アーチが落ち込むと脛の骨全体は外側に向きます。テーピングやオーダーメイドの矯正用インソール(オーソティクス)を用いて過回内を制限することにより、膝に加わる捻じれストレスを減らします。

また、膝を伸ばすために膝の裏〜ふくらはぎの筋肉や膝のお皿を適切に動かします。

固さや痛みが解消することで膝が本来動くべき範囲に戻ったら、今まで痛みによって作られた歩き方のクセを修正するためにトレーニングを組み立てます。

膝の症状は、患部のみ注目してもなかなか改善しないケースがほとんどです。

接地の土台となる足部や、最も可動範囲の大きい股関節のバランスを考えながら膝の痛みを解消していきます。

JR片倉駅から徒歩30秒の整体院 FLATでは、あなただけの施術計画のご提案を大切にしております。

長年の膝の痛みでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

次の記事

腰部脊柱管狭窄症